おすすめのサークルさんを紹介します

本日はコミティアに出展していらっしゃるおすすめのサークルさんを紹介します。

サークル「チベット転々旅行社」さんです。
執筆は蔵西さんです。
チベットで暮らす人や旅する人を舞台、題材にした漫画を描かれています。


ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/taniguchiyasuko
ピクシブ
http://www.pixiv.net/member.php?id=3568415

蔵西さんの作品はどれも好きなのですが、特に好きなのが読書会で出会ってズキューン!となった
チベット好きの日本人アラサー女子が主人公の『西西蔵かばん』です。
ピクシブに全ページアップされているので、是非読んで欲しいです。
とてもとても素敵です。

西西蔵かばん (西チベットのはなし④日本編) by 蔵西 on pixiv

読書会の次のコミティアでスペースに伺ってお会いしたらものすごく気さくな方で、私もお話が楽しくてすっかりスペース前で話し込んでしまって、
「ファンです!好きです!」と伝えたかったのに、蔵西さんがとても上手に話を聞き出してくださるので乗せられてしまって、どうでもいい私のまんが論みたいな話を気持ちよくしてしまったりして、帰ってから
「なに私自分の話とかしてんの!!ギャー!めっちゃ痛い!!」というのをコミティア毎に数回繰り返しており(ほんとに恥ずかしいですね、今コレ書いててめっちゃ穴に埋まりたいですね)、これは気持ちを伝えるにはメールするしかないかなと思ったのですが、
どうせならばブログで公開ラブレターを書いて、更にブログを読みに来てくださる方にも蔵西さんの漫画を読んでもらおうという魂胆です。
よいものは皆で見るべきです。

『西西蔵かばん』は、私が常日頃からぐるぐると考えたり、考えるのが面倒になって仕舞ったりしている、
「私はどうしてめんどくさい思いをしてまで漫画を描きたいのかな、一体誰に評価してもらおうと思ってるのだろう、あぁ歳を取っていくのが怖いな、でも若い時だって私は別に姿も生き方も美しいわけではなかったな」
という答えのないグズグズとした思いに優しく寄り添ってくれて時々読み返して「いいはなしだなー!」とほっとしています。
読むと自分の中のどこかを救い上げてもらえる気がします。

蔵西さんは他にもチベット旅行のエッセイ漫画や、西チベットに住まう幼馴染の若い男女・ダワとナムカの恋と葛藤を描いた連作漫画も描かれています。
丸ペンで細かく描きこまれた背景やチベットの服飾品の描写もすごいです。
あと大胆な構図を切る所や、女性は柔らかく、男性は骨と筋肉で動いているのが伝わってくる動きもかっこいいです。

蔵西さんはご本人にお話を伺った所、ずっと挿絵や絵画などのお仕事をされていて、漫画を描き出したのはごくごく最近、ここ数年(コミティア参加は2年とのこと)とのことです。
急に漫画を描きだしちゃった、自分でも何故か分からない、と笑いながらおっしゃってましたが、
蔵西さんが漫画というツールで描いているのは「愛」だなと私は思います。

漫画を描き出したのはごく最近、というのにこんなに上手なの?
私のだらだら描いてる10数年の伸び率の低さ何なのー!ばくわら!わー!羨ましい!悔しい!みたいな気持ちにもちょっとなりますが(笑)、さぼってないでいじけてないで私も頑張ります。はい。

コミティアで頒布しているコピー誌も、手芸糸やビーズを使って丁寧に手間を掛けて製本されていて、とてもきれいです。


おすすめです。
皆さんもぜひリンクを踏んで読んでみてください。