アイリーンを全頁アップしました&雑記

こんにちは。
寒いですね。めちゃさむ委員長。

ちょい前の日記で過去作品のアップにうにゃうにゃ言ってましたが、試しに「アイリーン」を本文全ページピクシブにアップしました。

「アイリーン」 全文サンプル by 土岐つばめ on pixiv

「アイリーン」はzinさんに委託してない作品で、頒布終了からも結構経つのでよいのではないかしらと思いアップしてみました。

この作品はコミティアに参加して2作目の作品になります。
1作目はコピー本のJK漫画なんですが、記念パピコ的な気持ちで出張編集部に持って行ったら優しく門前払いされて結構凹んだので1作目の事はちょっと忘れるようにしています。
そしてそれ以来コミティア出張編集部にも行ってません。
ガラスのハートか!
そ、そうだよ!落ち込むと立て直すのが大変なんだよ!
いやでも全然きつい事言われたとかじゃなくて、めっちゃ優しかったです。

そんな話じゃなくて。

そう、アイリーンです。
初参加のティア96から1回あいて、ティア98で発行しました。
初めてちょびさんに表紙の装丁をお願いした本でもあり、ものすごく嬉しい事にその後の読書会で4票も票を入れていただき、次のティアマガのPUSH&REVIWのコーナーに載せていただいた本です。
コミティアからお手紙をもらった時は本当に嬉しかったです…。
最初は「誰にも読んでもらえないのでは」とびくびくしていた創作漫画ですが、今は「読んでくれる人がいるからがんばろう」と思えるようになりました。


アイリーンは私の好きな「もう一人の自分」というモチーフの作品です。
14歳のアイリーンは交通事故で亡くなりますが、両親の強い願いによりクローンとして再生されます。
アイリーンの悩みはクローン特有のものというよりも、「自分らしくありたい」「家族や友人にとってよいこでありたい」という2つの思いで揺れる、もっと身近なものかもしれないなと久しぶりに読み返して思いました。

もしよろしかったら暇な時などにどうぞ〜という気持ちでアップしました。
あと、もしかしたら、私のような地味サークルでもオリジナル漫画を全頁ピクシブにアップする事によって風が吹いたら桶屋が儲かる的なあれでめぐりめぐってコミティアの盛り上がりに少しだけでも寄与できたらいいな〜と思って。
バタフライエフェクト




自分がどうして参加費と印刷費を払ってまで漫画同人誌を出すことに拘っているのかについて時々考えます。
描いていればそのうち分かるのかと思ってましたがそういうわけでもなさそうです。
私は「描きたいことが山ほどある」タイプの漫画描きではありません。
むしろ毎回1冊出すたびに「何とか今回は出せたけど次こそもう何も出せないかも…」と冷え冷えとした気持ちに襲われます。

最近「好きなものを好きに描いてみて下さい」と言われ真っ青になりました。
この海に潜ってるところを見せて下さいと言われたはいいが見渡す限り浅瀬のビーチに立っていた気分とでも言いましょうか。

コミティアで何冊か本を買わせて頂いている作家さんの最近の日記に
「空っぽになってしまったので当分コミティアには出ません」
とあって、ああ、明日は我が身…と思いました。


私は不特定多数の人に訴えたい事も無いし、沢山の人に私を知って欲しい、私の作品を読んで欲しいという欲求は無いとは言いませんが薄い方です。
でも、漫画を描いて誰かに何かを伝えたいような気持ちはやはりあって、ではそれが具体的に誰かといえば、はるか昔に好きだった人とか、若い頃に気持ちがすれ違ってしまった友人だとか、早くに亡くなってしまった人だとか、そういうもう会えない人へなのかもしれません。
私にとってコミティアで漫画を発表するというのはほとんどそういう出せない手紙をひとりでぽつぽつと夜中に書いているのに近い気がします。
お金を出して買ってくださる方には、もしかしたら失礼な話だろうか。
気を悪くしないでください。

このエントリーを読んで、何人かの人に失望されるかもしれないなぁと思うのですが、でも本当のことなので仕方ないのです。


この下にも記事があったのですが読み返したらヒジョーに「えっ、ちょ、ちょっとどうしたの、なんかあったの?ダイイングメッセージなの?」てテンションの事を書いてあったので公開前に削除しました。
フー、間に合った…。
別に何も無いです。
漫画の事を考えすぎるといつも最終的にすごく落ち込むというだけです。
風邪もまだ治っていないので早く暖かいものをたらふく食べて薬飲んで寝ようと思います。
ぐー。