ハウツー本思い出話

10代の頃、まだ漫画を一本も描き上げたことがなかった頃に
少ないバイト代から漫画のハウツー本を何冊か買いました。

高校生くらいの頃はただ好きなゲームのキャラクターの絵を描いたり、オリジナルのキャラクターを考えて絵を描いたり、設定をひたすらノートに描いたりして満足してました。
いつか自分はこの(どっかで見たような)オリキャラを使って(どっかでみたような設定の)長編漫画を描くんだ!!と思っていました。
その準備としてハウツー本だけは買っていたのです。
あと無駄に仕上げ用のスクリーントーンも何枚も買ってました。
ICのは高いので聞いたこと無いようなメーカーの殆ど廃盤品みたいな変なB5サイズくらいのトーンを。
デリータの安いトーンが田舎町の文具屋まで来るのはもう少し後のお話。

まーそれでですね。
当たり前なんですけどネームすら描いた事無い状態でハウツー本読んでも分からないんですよ。
全然、なーんも分からない。
形から入りたい年頃なので一応目は通すんですが頭に入ってこない。
土の無いプランターに水をやってもジャージャー漏れるだけです。
それでまた若いからさー、この本役に立たなかった!って大掃除の時とかに処分しちゃうわけです。
バーカ!
少ない小遣いから買ったくせに!!

本当に私って若い頃から、形からばっかり入って、地道な練習は嫌いで、諦めが早い…。
まぁそんな自省はどうでもいいんですけどね、
あれから長い月日が経ち、今ならもしかして、出来はともかくある程度の本数の漫画を描いた後だしあれらハウツー本に書いてある意味が分かるのでは…?と急に当時の事を思い出したんですよねー。
今読んでも全然理解できなかったら笑っちゃいますけど!
ばくわら!
そんな悲しい話あるか。

そんなわけで個人的にオススメの漫画の描き方ハウツー本がある方は教えてください。

最終的に他力本願。
だめそう。