「共鳴の青」セルフライナーノーツ(?)

紙ベースの同人誌はなるべく無駄なページを省いて本文ぎっちりにしたい、そして印刷費を抑えて頒布価格も抑えたいというスタンスなので基本あまり作品の事を文字で語ったりしないのですが、どこにもどんな本なのかの情報が無いのもどうなんだと思いセルフライナーノーツを書いてみる事にしました。
ほとんど覚書というか駄文ですが。
なるべくネタバレは避けたい。

COMITIA106新刊 「共鳴の青」 サンプル by 土岐つばめ on pixiv

まずは「共鳴の青」から。
タイトルはモーニング娘。の「リゾナントブルー」の和訳です。そのまま。
でも今のところ「これってリゾナントブルー?」って聞かれたのは1人からだけですね。
本作りながら「やだーハロヲタのじっちゃん友達皆からツッコミはいっちゃう〜」と思いながら作ってたんですけど杞憂でした。
切ない。

元々はモーニング娘。の同人誌用におおまかな設定と決め台詞だけB4の紙にこまごま書いたまま時期を逃して発行されずに放置されていたプロットでした。
引き出しの目立つ所に入れっぱなしにしていたので、引き出しを開けるたびに「あーこの話描きたかったな…」と思ってました。
数年越しに日の目を浴びましたね。
2008年か2009年頃に書いたプロットだと思います。多分。

設定の中心になっている「火星に雨を降らせるプロジェクト」、これはモーニング娘。の「雨の降らない星では愛せないだろう?」という楽曲が元になっています。

絶対音感のある少女しか雨を降らせることができない、私は歌が下手だから雨を降らせる共鳴チームには入れないと悩む主人公の女の子ミュウは元々のプロットでは道重さゆみさんのポジションでした。

ちょうど当時道重さんが舞台で際立ってひどい端役を振られ、歌割もない台詞も貰えないミュージカルに出るのは正直すごくつらかったとラジオで泣きながら訴えていたのが印象に残って、それをリゾナントブルーと雨の降らないに絡めてSF仕立ての漫画にしようと思ったのが最初です。
今でこそ道重さんはモーニング娘。の顔ですが、08〜10年頃のテレビに殆ど出られなかった時期のモーニング娘。はライブを主体としたスキル至上主義のゴリゴリの本格派集団だったので歌がずば抜けて上手いごく少数のメンバーのみが歌割のほとんどを与えられ、道重さんのような歌が不得手なメンバーは歌パートを一切もらえず、もらえるのは台詞パート一言…というようなことが往々にしてあったのです。
短いながらも目立つパートを必ず貰っている今では嘘みたいな話ですね。

娘。メンバーは今も昔も人数が多いのでプロットではもっとごちゃごちゃしていたので、削って削って人数を半分くらいにして、
さゆ=ミュウ
愛ちゃん=イーリヤ
ガキさんビーン
れいな&絵里=エィナ
小春=コルピ
みたいな感じです。

あっ完全にハロヲタトークになっていて誰もついてきていない予感…。
すまぬ、すまぬ…。

元々はアイドルものとして描こうとしていた話なのもあり、「ネガティブアイドル恵野ちゃん」とテーマと言うかテンポが似たお話になっていますね。
あっていうか展開まるで同じですね。
今気付きましたね。
ちょっと反省だね。
わーしまった。

あっ。
描いた人の「いつもグズグズ落ち込んでる私だけど皆から愛されたい」という欲求も反映されているね。
これも今気付きました。
何これつらい。

うわ。
何これ。
セルフライナーノーツ全作品やろうかと思ったけど自分を掘り下げる作業になるのでやっぱりやめます。
書いちゃったのでこれは仕方なくアップします。
うわー。
こんなエントリーにする予定ではなかったんや。

というかこれプラチナ期の思い出話をしただけで全然作品紹介になってない。
逆にすごい。